ウェブサイト、ホームページとは何か、どのような役割をするのか、知りたいと思いませんか?
電車やテレビの広告を見るとよく、「〇〇でホームページ検索」という文字や声があると気付きます。
毎日耳に入るけど、意外と正しく定義ができない「ホームページ」あるいは「ウェブサイト」ですが、今日はその正体について詳しく説明します。
そもそもウェブサイトとは?
ウェブサイトとは、簡単に言うと「ウェブページの集合体」です。ウェブページとは、パソコンやスマホでインターネットを利用し、見ることができるページのことです。
例えば、LikePay.jpはウェブサイトであり、あなたは今、インターネットの力を借りて、ウェブページ(この記事)を見ているのです。
ウェブサイトの定義、仕組み、種類、例など、以下の項目でお伝えします。この記事でウェブサイトのすべてを知りましょう!
1.ホームページとウェブサイトの違い
結論から言うと、日本でよく使われる**”ホームページ”と”ウェブサイト”**は同じ意味です。しかし日本では同じですが、海外や本来の意味では違います。ホームページは、ウェブページの中で家のような一番大事なページを「ホームページ」と呼びます。
例えば、YouTubeを開くと、まずは色んな動画が載っているページが開かれますよね。それがホームページです。そして見たい動画をクリックすると、動画のページが開きますね。それがウェブページです。
2.ウェブサイトとは?
ウェブサイトとは、その名の通り「ウェブ」上の「サイト」のことで、自分自身やビジネスなどに関する情報を掲載し、インターネットを使ってユーザーが閲覧できるようにするものです。
こんな例えをしてみましょう。土地に「敷地」を作って、「家」を建てて住むように、「ウェブ」上に「ウェブサイト」を作って、そこに自分の情報を住まわせます。
そして家の住所と同じように、ウェブサイトにも「ウェブアドレス」という住所が設定されます。ウェブアドレスがあれば、インターネットユーザーは簡単にあなたのウェブサイトを見つけ、情報にアクセスすることができます。
ウェブページには、企業や組織による情報やサービスが掲載されています。情報は、テキスト、画像、動画、音声、アニメーションなど様々なものがあり、サービスは、製品の販売、デジタル製品のダウンロードなどです。
例えば、今ご覧になっているページはウェブページです。私たちのウェブサイト「likepay.jp」にあるいくつかのページの1つです。このページと他のページは、「likepay.jp」という名前の下にあり、ブラウザで「likepay.jp」を入力するとアクセスできます。
ユーザーは、パソコンやスマホなど、ブラウザを搭載した機器とインターネット環境があれば、ウェブサイトにアクセスすることができます。
検索バーにウェブアドレスを入力すると、そのサイトのホームページと呼ばれるトップページに移動します。次にウェブサイトのページの種類を紹介します。
3.ウェブサイトは何のために使うのか? - ウェブサイトの種類
ウェブサイトは、特定の目的や目標を持って作られています。組織や企業は、ウェブサイトを通じて、ユーザーに情報やサービスを提供することを目的としています。
ほかにもゲームをしたり、映画を見たり、音楽を聴いたりするようなエンターテインメントの媒体にもなっています。
同様に、eコマースサイトでは、オンラインで物を買ったり売ったりすることができます。Amazonは、ウェブサイトを通じて10億ドル規模のビジネスを展開するトップクラスのeコマース企業です。
ウェブサイトの種類と例
ここでは、一般的なウェブサイトの種類と、その用途について説明します。
- ブログサイト - 様々な話題に関する情報が掲載例)https://www.likepay.jp/blog
- エンタメサイト - 映画やビデオを見たり、歌を聴いたり、ゲームをしたりすることができます。例)youtube.com(ミュージックビデオ、映画、お笑い番組など、様々な動画を無料で視聴できます)
- ニュースポータル - 様々なニュースを提供例)yahoo.news(健康、世界政治、スポーツ、文化、などのニュースを集めたニュースサイト)
- 会員制サイト - 登録会員または有料会員にプレミアムコンテンツを提供例)www.netflix.com(有料会員のみがアクセスできるビデオや映画のストリーミングサイト)
- ソーシャルメディアサイト - ユーザーに他のユーザーと関わり、交流例)www.facebook.com(人々が互いにつながりコミュニケーションし、アイデアを共有することができるSNS)
- 学校のサイト - 学校、大学、または独立した学術団体のウェブサイトで、さまざまなコースに関する情報を提供したり、オンライン学習教材を提供しています。例: 東京大学 (東京大学のウェブサイト。様々な学部や大学院のプログラムに関する情報を提供し、動画教材も提供しています)
- 政府のウェブサイト - さまざまな種類の情報やサービスを提供例)東京都公式ホームページ(健康、教育、都政情報など、様々な政府プログラムに関する情報を含む東京都の公式サイト)
- サーチエンジンサイト - ユーザーがウェブ上で気になるキーワードを検索し、知りたい情報を見つけることができます。例:www.google.com(最も人気のある検索エンジンサイト)
インターネットにはどれくらいのウェブサイトがあるのか?
1日に公開されるウェブサイトの数は膨大です。
Internet Live Stats(2021年12月取得)によると、ウェブサイトに関する統計は以下の通りです。
- インターネット上には15億を超える数のウェブサイトが存在する。
- その中で、約2億のウェブサイトが活発に更新されている。
- 世界のインターネットユーザー数は50億人を超えるとされている。(2021年12月時点)
- ユーザーは1日に約30〜40億回のGoogle検索を行っている。
- 毎日約400万件のブログ記事が公開されている。
それでは次に、インターネット上のトップ10はどのサイトなのか、見てみましょう。
インターネット上のトップサイトは?
最も人気のあるウェブサイトは、Google.com、YouTube.com、Facebook.comなどです。(2021年6月に実施された調査に基づく)
ここでは、レポートによる月間総アクセス数に応じて、上位7つのウェブサイトのリストを紹介します。
- Google - 月間訪問者数869億人
- YouTube - 月間訪問者数228億人
- Facebook - 月間訪問者数200億人
- Wikipedia - 月間訪問者数136億人
- Yahoo - 月間訪問者数52億人
- Amazon - 月間訪問者数44億人
- Instagram - 月間訪問者数44億人
これらの統計とその出典については、Statistaによるグローバル・トップウェブサイト・レポート2021で詳しく知ることができます。
毎日何十億人ものユーザーを魅了する人気ウェブサイトが何かわかったと思います。それでは、ウェブサイトがどのように機能するか、その技術について簡単に学んでいきましょう。
ウェブサイトの仕組み
簡単に言えば、ウェブサイトは何らかのソフトウェアやコードで構築されています。コンピュータで作成されたコンテンツに人々がアクセスできるようにする技術です。
まず、ウェブサイトの土台となるインターネットとウェブについて簡単に説明します。通常、これらの言葉は同義語として扱われますが、それぞれ異なる技術です。
- インターネット - 世界中のコンピュータを接続し、情報を共有するための技術、基盤です。
- ウェブ(World Wide Web) - インターネットを利用して情報を共有できる仕組みのことです。
ウェブとは、デジタル文書、ウェブサイト、ウェブページ、メディアなどの膨大な集合体のことを言います。そして、Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Safariなどのウェブブラウザを使って、それらにアクセスすることができます。
正確に言うと、ウェブはインターネットを介して情報を共有できるいくつかの方法の1つです。他には、電子メール、メッセージ、FTP(File Transfer Protocol)などがあります。
つまり一言で言うと、インターネットとウェブは、ウェブサイトの基礎となる技術なのです。
ウェブ制作ツール、ドメイン、ホスティング
次に理解すべきは、以下の3つの技術です。
- ウェブサイト制作ツール・コーディング
- ドメイン名
- ウェブホスティング
ウェブサイト制作ツール・コーディング
ウェブサイトはコードやプログラミング言語で作られています。最も一般的なプログラミング言語は、HTML、CSS、PHP等です。
しかし、最近のほとんどのウェブサイトは、WebflowやWordPress、Wix、などのウェブサイト制作ツールで作成されています。
これらの制作ツールは必ずコーディングの知識が必要なわけではありません。コーディングが出来ない人にも使いやすいインターフェイスで、誰でもウェブサイトを構築することができます。
ドメイン名とウェブホスティング
これはウェブサイトを作成するために必要な2つの重要なものです。この2つが揃って初めてウェブサイトが機能します。
簡単に言うとドメイン名とは、ウェブサイトの名前のことです。ドメイン名を取得するためには、ドメイン登録会社でサイト名を登録する必要があります。
人気のあるドメイン会社には、Google Domains、お名前.com、エックスサーバーなどがあります。
そのため、インターネット上のすべてのウェブサイトには、そのウェブサイトを特定するためのウェブアドレスがあります。ブラウザにウェブサイトのアドレスを入力すると、ブラウザは要求されたページの位置を探し出し、情報を出してくれます。
ここで登場するのがウェブホスティング(サーバー)です。ウェブサイトのファイルやコンテンツが保存されているストレージの場所をウェブホスティングと呼びます。
ウェブホスティング・サーバー
ホスティングサービスは、ウェブホストやサーバーとも呼ばれます。正確にいうと、それらは遠隔地にある特殊なコンピュータです。巨大なメモリと非常に強力なプロセッサで構成されています。
人気のあるウェブホスティング会社のいくつかは、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバー等です。
ウェブサイトはどうやって情報を処理し、ユーザーにサービスを提供するの?
ブラウザでウェブアドレスを入力すると、それが置かれているサーバーが特定のウェブサイトを検索します。
そして、ブラウザはそのサーバーからウェブサイトのファイルやHTMLコードを読みとり、綺麗な見た目に変換し、ブラウザの画面に表示しています。
ウェブサイトとウェブページ、その違いは?
前述のとおり、ウェブサイトは、ドメイン名の下に置かれた、相互に接続されたウェブページの集合体です。一方、ウェブページとは、ウェブサイト上の任意の1ページを指します。
ウェブサイトは通常、複数のページからなります。一般的なウェブページは、以下のとおりです。
- トップページ(ホームページ) - ウェブサイトのドメイン名を入力すると最初に表示されるページです。そのウェブサイトが何であるか、どのようなサービスを提供しているかなど、基本情報が記載されています。そしてより詳しい情報を記載した内部ページへのリンクがあります。
- お問い合わせページ - ほとんどのウェブサイトには、お問い合わせページがあります。これは、ユーザーがサイト運営者に連絡をする為にあります。他にも、連絡先やLINEアカウントなどが記載されている場合もあります。
- 会社概要ページ - そのウェブサイトの所有者である個人、組織、またはビジネスに関する情報が掲載されています。組織の歴史や年表に関する情報が掲載されていることもあります。
- ブログ - 会社、個人が自分たちの活動や、ニュースなどをブログとして掲載しています。他にも、本格的に記事を高頻度に投稿しているウェブサイトもあります。ブログとウェブサイトの違いについては、次に説明します。
その他には、サービス、ポートフォリオ、ギャラリー、お客様の声などが掲載されていることもあります。
ウェブサイトの中には1ページのみのウェブサイトも存在します。それは基本的にランディングページ(LP)と呼ばれています。
ブログとウェブサイトは何が違う?
ブログは、さまざまなトピックに関する情報を提供することに重点を置いたウェブサイトのことです。ブログのコンテンツは「ブログ記事」と呼ばれます。ブログのコンテンツは、新しい記事が上にくる並び順で表示されています。
ブログは、記事を通じて一般的な情報、経験、レビュー、批評、提案、反応などを提供することができます。
最初は、日常生活を共有する個人的な日記としてブログが書き始められました。時間が経つごとにブログは、教育、ヘルスケア、ビジネス、フィットネス、技術、モチベーションなど、さまざまなトピックに関するアイデアを共有するために普及しました。
ここでは、ブログとウェブサイトの違うポイントをいくつかを紹介します。
- ブログはウェブサイトの一種です。さまざまなトピックに関する情報を提供することを目的としています。
- ブログは動的なものです。記事は頻繁に更新されます。ユーザーはコメントを書くなどして交流することができます。一方、ウェブサイトは静的であったり動的であったりします。
- ブログは大きなウェブサイトの一部であることもあります。例えば、ビジネスサイトはユーザーに自社の製品やサービスを紹介するためにブログページを用意しています。
静的なウェブサイトと動的なウェブサイトの違いは?
ウェブサイトは大きく2種類に分けられます。
- 静的なウェブサイト
- 動的なウェブサイト
静的なウェブサイトは、固定された情報を表示するものです。一方、動的なウェブサイトは、ユーザーの操作に応じて、ページの内容を変更する機能を持っています。
例えば、私たちのブログ likepay/blog で考えてみましょう。これは動的なウェブサイトです。なぜなら、常に新しい記事が投稿され、サイトの情報がアップデートされていくからです。
Amazonも動的なサイトです。商品を見たり、カートに入れたり、チェックアウトしたり、物を購入することができます。先に進むと、それぞれのページで異なる情報を見ることができます。
動的なサイトは、ユーザーの行動に合わせてウェブページを更新することができます。データベースにより、記事をを追加したり削除したりすることができます。
静的なウェブサイトは、決まった情報のいくつかの固定ページです。告知サイト、ポートフォリオサイト、ランディングページなどが静的なウェブサイトの例です。
それらは基本的なコーディング言語であるHTMLとCSSで構築されます。一方、動的なウェブサイトは、PHPなどのより複雑なプログラミング言語が必要になります。
しかし、現在はコードを記述することなく、簡単にウェブ制作ツールを使用して、静的、動的なウェブサイトを作成することができます。
ビジネスにウェブサイトは必要?
どんな規模のビジネスでも、ウェブサイトを持つことはとても重要なことです。言うまでもなく、ほとんどの人は何かを購入する前にネットで調べます。
Think with Googleの購買統計によると、53%の客が購入前にリサーチしているそうです。では、もしあなたがウェブサイトを持っていないとします。その場合人々はどうやってあなたの製品を知ることができるでしょうか?
ここでは、ビジネスにおいてウェブサイトが必要になる理由を挙げています。
- 顧客獲得の増加 - ウェブサイトは、あなたの製品をより多く顧客に届けることができます。
- オンラインプレゼン - いつでもどこからでも、お客様に見つけてもらうことができます。常にオンラインであることで、競合他社に顧客を奪われることもなくなります。
- 信頼性を高める - オンラインプレゼンは、あなたのビジネスをよりプロフェッショナルにし、顧客の信頼を高めます。
- 市場の拡大 - ウェブサイトは、世界中から閲覧することができます。そのため、世界のさまざまな地域の顧客と出会う可能性があります。
- 費用が安い - ECサイトを持つことは、実際の店舗と比較して費用対効果が高いです。賃金、固定費などのコストを削減し、このような諸経費を削減することで、製品価格を下げ、売上を増加させることができます。
- 顧客とのやりとり - 簡単に連絡、お問い合わせをすることができます。お客さんとのコミュニケーションは、製品の改良に役立ちます。そして、それは売上を伸ばすことに繋がります。
ウェブサイトを始めるには?
ウェブサイトの重要性を理解したあなたは、自分のビジネスにウェブサイトを導入したいと思いませんか?でも、ホームページの作り方を知らないという方も多いのではないでしょうか。
通常、ホームページを作るには、数ヶ月の練習と経験、そしてコーディングスキルの習得が必要です。
もう一つの方法は、エンジニアの雇用、またはウェブ制作会社に依頼して、ウェブサイトを作成してもらうことです。自分でコードを学ぶ必要はなくなりますが、大きな金額を支払うことになります。
しかし、最近ではWebflowのような初心者に優しいウェブサイト制作ツールがたくさんあります。それらを使えばもっと手頃な価格で簡単にウェブサイトを作成することができます。
例えば、Webflowでサイトを作るには、会員登録して、使いたいテーマを選び、コンテンツを追加するだけです。 Webflowは、コードが書けない人でもおしゃれなウェブサイトを作ることができるツールです。
結論
この記事で、ウェブサイトとは何か、仕組み、種類と用途、そしてビジネスのためにウェブサイトが必要であることについて、理解ができたと思います。
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