皆さんこんにちは!
LikePay広報担当の近藤です。
今回は京都で開催された、アプリケーションでビジネスアイデアを実現する、LikePay協賛のインキュベーションプログラムのレポートをお届けします。
LikePayはノーコードでのアプリケーション開発のサポートを担当しました。
プログラムには様々なキャリアを持つ社会人や学生10名が、自分のビジネスアイデアを実現するために集まりました。
参加者は期間内にアイデアをアプリケーションにしてローンチしますが、なんと期間はたったの3カ月!
いったい「KYOTO LAUNCH SITE」とはどんなセミナーなのでしょうか…?
「KYOTO LAUNCH SITE」とは
KYOTO LAUNCH SITEは、起業意欲が高い人材に対して、段階的なプログラムを通じて、リアルな起業への道筋を伴走するプログラムです。
本プログラムは京都知恵産業創造の森とフォースタートアップス株式会社が共同で主催し、京都経済センター3Fのオープンイノベーションカフェ「KOIN」で開催されました。
―起業に関心を持った後、実際に起業に至るまでの橋渡しを行うことが本プログラムの目的です。知識をインプットする勉強会や、起業後の起業家を支援するプログラムはありますが、プログラム内でプロトタイプを作成し、PMF(Product Market Fit)の為の検証・プロダクト改善まで伴走する、というのは他にはない取り組みだと思います。(フォースタートアップス株式会社 Public Affairs戦略室 井伊 悠斗 様)
―「ベンチャーの都」と呼ばれていたここ京都より、第2のオムロン・任天堂と呼ばれるような、次世代の京都を担う企業が生まれるようにという思いのもと、京都知恵産業創造の森は立ち上げられました。KOINに集まってくださった学生や起業家の皆さんには、出来る限り寄り添った(京都知恵産業創造の森 櫟 芳哉 様)
プログラムは3つのフェーズに分けた段階的な12週間のプログラムで、短期間でリアルな起業をインキュベートします。
基礎・試作・検証の3つのフェーズ
1フェーズ4週間×3の合計12週間でスタートアップの創業に必要なフェーズを実践することができます。
① 「基礎フェーズ」―起業家やVCから起業に必要となる知識を学ぶ
② 「試作フェーズ」―エンジニアとノーコードツールでプロダクト開発
③ 「検証フェーズ」―プロダクトのPOCを実施して事業化を検討する
LikePayはこの3つのフェーズのうちの試作フェーズで、ノーコードツールを使ったアプリケーション開発のサポートをしました。
続いてこの試作フェーズにフォーカスしてお話しします。
9月「試作フェーズ」
9月は試作フェーズということで、自分のアイデアを2週間でカタチにします。
プロダクトはアプリケーション開発ができるノーコードツール「Adalo(アダロ)」を使って、LikePayが提供する教材で学習し、講師のメンタリングを受けながら開発を進めます。
ノーコードツールはプログラミングやアプリ開発の経験がない人はもちろん、エンジニアでさえ驚くような圧倒的なスピードでアイデアを実装して検証段階に移行することができます。
オンラインのチャットでのメンタリングに加え、現地の対面でのメンタリングも行いました。
皆さん真剣な表情で黙々と自身のアプリ開発に取り組んでいる姿に、事業アイデアや課題解決への情熱を感じます。
参加者は全員Adaloに触れるのは初めてでしたが、スタッフのサポートの下で開発を進める内に「難しい部分もあるけど全体的にわかりやすくて使いやすい」「短期間でどんどんカタチになっていくのは楽しい」といった声を聞くことが出来ました!
ここでちょっとだけ参加した皆さんのアイデアや感想をご紹介したいと思います。
参加者様の声
私は今回参加者全員にインタビューをしました。皆さんには今のお仕事、事業アイデア、アイデアの原体験、プログラムを通しての発見や成長など、いろいろなお話を聞かせていただきました。その一部をご紹介します。
ビジネスアイデア
発達障害のある子どもを持つ親御さんを支援するための、子どもの行動記録を共有して見守れるサービス(廣谷 大地 様)
地元のお祭りの担い手の後継者不足を解決するための、運営とお祭りを盛り上げたい個人のマッチングサービス(松尾 和明 様)
美容に興味のある若い男性向けの、男性美容の情報コンテンツやコミュニティ形成のプラットフォーム(兒島 雅偉 様)
プログラムの感想
自分とは違う仕事をしている人や考えを持っている人達とお話しを聞けるし、新しい発見や面白いアイデアを考えるきっかけになってすごく楽しいです!(岩田 快道 様)
ノーコードツールを使って、小さな社会課題を簡単に解決できるかもしれないという気づきを得られました。(梁瀬 晋也 様)
データーベースの紐づけがめちゃめちゃ難しいけど、だんだん形になってくると、つくりたいものが一目瞭然になってわかりやすいと思います。(田中 美帆 様)
コードを組もうとしたら数カ月かかるところ、Adaloなら数日で実装できるということに結構感動しました!(廣谷 大地 様)
全くキャリアの違う10人の、それぞれの解決したい課題の捉え方やソリューションの発想の多様さに、私も刺激を受けました!
2日目の対面でのメンタリングの終了後には、参加者の方々を交えた懇親会が開かれました。
参加者の方々の事業アイデアの原体験や、起業への熱い想いを語り合い、お互いに刺激を受ける交流の場となりました!
こうした参加者同士の交流というのも、イベントの醍醐味ではないでしょうか。
最後に
今回のプログラムの感想をLikePayの講師にも聞いてみました。
メンタリングしていると、皆さんがアプリを作っているうえでそれぞれのアイデアにすごく感動する想いがあって、沢山の刺激をもらっています!(LikePay社員 猪田)
すごく楽しかったです!皆さんがすごく自発的に行動していて、サポートをしている自分も勇気やエネルギーをもらっています。想いやアイデアをカタチにするノーコードは、なんて素晴らしいんだと改めて思いました。(LikePay社員 矢野)
今回のイベントのように起業を目指す人向けに教えるのは初めての試みでした。モチベーションの高い参加した一人ひとりの努力が伝わってきてすごく感動しました。皆さんにはこれから検証フェーズに入って失敗と改善を繰り返していく中で、失敗を恐れないマインドを身に着けて、このチャンスを掴んでほしいと思います!(LikePay代表 ヴォロシオフ・イーゴリ)
LikePayは「起業してみたい」「解決したい課題がある」でもプログラミングスキルがない、時間やお金の問題で踏みとどまっている、そういう人にノーコードツールの知識と技術を提供することで、一歩を踏み出す手助けをしていきたいと考えています。
LikePayは今後もメンタリングを通して、彼らの起業を応援します!