皆さんこんにちは。
LikePay広報担当の近藤左貴です。
11月17日に虎ノ門のVenture Café Tokyoで行われたピッチイベントにLikePayの代表イーゴリ・ヴォロシオフがコメンテーターとして登壇しました。
本ピッチイベントは、武蔵野大学でLikePayが講師を務めたプロトタイピングという授業の成果報告会で、優秀者に選ばれた3名の学生がピッチに挑戦しました。
まずは、EMCと開催地Venture Café Tokyoについて簡単にご紹介させていただきます。
EMC
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)は学生がアントレプレナーシップ(=起業家精神)を持って社会に出ることを目指しており、昨年4月に新設された学部です。この学部が特徴的なのは、講師のほとんどが実務家教員で、様々な領域で活躍する講師の下で学べるという点です。学生は起業や社会課題の解決に興味を持って学び、授業内外で様々なビジネスアイデアを考えて実践しています。
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部HP↓
https://emc.musashino-u.ac.jp/
note記事「【授業レポート】Nocodeツール「Adalo」を使ったプロトタイピング」
https://note.com/mu_emc/n/nea03d72eca76
Venture Café Tokyo
Venture Café Tokyoは虎ノ門ヒルズのビジネスタワー15階で、毎週木曜日の夕方から複数のプログラムやピッチイベントを開催しています。学生や起業家、投資家などが出会う場となり、イノベーションを加速することを目指しています。毎週木曜は情熱を持った登壇者やオーディエンスで会場内が賑わっています。
ベンチャーカフェ東京HP↓
夏の集中講義
8月6日〜8日の3日間、朝から夕方まで集中的に講義を行いました。講義では約40名の学生にノーコードツールAdaloのレクチャーをし、9月の最終発表会までオンラインのメンタリングなどのサポートを行いました。学生は約2か月でビジネスアイデアを考え、アプリケーションに落とし込むことに挑戦しました。
発表会では全員がプレゼンテーションをし、講師のイーゴリがフィードバックしました。学生の多様なアイデアを見ることができとても刺激を受けました。中には実際にビジネスとして運用を検討している学生もおり、ビジュアルまで作りこまれたアプリケーションは完成度が高く関心しました。
「EMC×LikePay Session」
イベントの最初にイーゴリが挨拶し、講義を振り返りました。
1カ月半の期間に学生全員がノーコードツールでアプリを開発することに成功しました。学生が自分の活動やビジネスに活用していってほしいと思います。多くの企業ではテクノロジーのノウハウがなかったり、エンジニアが不足しています。今回の学生のアイデアには会社のDXに貢献できるようなサービスが多くありました。この先ノーコードが広がって、会社の業務効率化に繋げられたり、顧客のニーズを検証する際に活用できるのではないかと思います。
ピッチに参加した笠倉 知弥さんと納田 薫さんの2人に感想をお聞きしました。
自分は何かを作りたいと思っていましたが、その手法がありませんでした。技術がない人間でも比較的簡単にアプリ作成ができる、ノーコードの授業があると聞いて今回受講しました。アイデアがあったとしても、形にするのが難しく壁のように感じます。でもこのツールがあれば誰でも実現できるし、何より自分がアイデアの実現に向けて動き出すきっかけになれたと思います。知識が無くても誰でも最初の1歩目を踏み出すきっかけになれるし、お金がかからないという点は、学生や個人にとって大きな可能性を感じました。1歩目を踏み出すツールとしても、夢を実現する技術としても、今回体験したノーコードでのアプリ作成を通じて、アイデアを形にする経験を大切しようと思います。(EMC2年 笠倉 知弥さん)
笠倉さんはこの授業からノーコードツールに興味を持ち、LikePayがメンターを務めるイベントのterackasonにも参加しています。
私は徳島県浪江町の地域創生に取り組んでいて、ローカル線の阿佐海岸鉄道の取り組みをデジタル化するアイデアをアプリケーションに落とし込むことができました。イーゴリさんのノーコード開発の授業を受けて、自分のツールを一つ増やすことができたと感じています。アプリ開発というと、パソコンの前に張り付いてカタカタと英語を入力するといった、根気のいる作業をイメージしていたのですが、レクチャーを受けてみると、パズルを組み立てるかのように作ることが出来ました。また、キャッシュレス決済やGooglemapとの連携など、自分が普段使うアプリのような本格的な機能を簡単に搭載することができるので、すばらしいツールだと思いました。(EMC2年 納田 薫さん)
参加した学生たちはイベント終了後にオーディエンスの方からコメントを貰ったり、連絡先を交換して様々な人と繋がることが出来たようです。ピッチではアイデアの発表だけでなく、そのプロトタイプがあったからこそ、アイデアを具体的に理解してもらうことができ、学生の熱意も伝わったのではないでしょうか。
ノーコードツールは起業や社会課題を解決したい、という熱い思いを持った学生のアイデア具現化へのファーストステップになります。LikePayは教育機関やビジネスイベントで授業したり、授業後もオンラインでメンタリングを行うなどのサポートを行っています。学生に授業で学んだことをカタチにしてほしいと考える教育関係者の方は、弊社までお気軽にご相談ください。