京都で年に2回行われる「Terackathon(テラッカソン)」の第5回が開催されました。LikePayは本イベントの開発メンターとして、ノーコードツールAdaloでのMVP開発をサポートしています。
みなさんこんにちは、今年もテラッカソンの夏がやってきました!
LikePay夏の風物詩、テラッカソンが、7月初旬にお馴染みの京都の妙心寺にて開催されました。毎年スタッフ一同が心待ちにしているイベントです。
今年は同会場で学生がイベントを同時開催したり、発表の後には「言語化ワークショップ」を行うなど、初の試みが多数ある回でもありました。
Terackathonとは?
テラッカソンは名前の通り、寺×ハッカソン。なんとお寺でハッカソンを行います。本イベントはテラッカソンが提唱する「試せ、巻き込め、時代を作れ」というマインドで、学生の町「京都」に眠る事業家の卵と企業を繋ぎ「事を成す」人材を育成する事を目的として開催されています。
詳細はお寺とノーコードハッカソン:LikePay協賛イベント「テラッカソン」についてを参照してください。
本イベントの特徴は、全員が約1ヶ月間でアプリのプロトタイプを制作すること。参加する学生にコーディングスキルがなくとも、ノーコードツールでサクサク作ることができます。自身のアイデアをプレゼンするだけでなく、そのアイデアにより具体性を持たせ、理解を深めてもらうことができるのがプロトタイプの役割です。また学生もプロトタイプを他者に使ってもらい、フィードバックを得ることで設定した課題を短期間で検証することができます。作って改善して、また作り直して改善して。このプロセスを繰り返すことで、自分達で製品を生み出す過程を体験することができます。
テラッカソンのHPはこちらから。
イベントの流れ
テラッカソンは5月開催のアイデアソンと、7月初旬の本番テラッカソンの約1カ月にわたる長期のハッカソンです。
Step1. アイデアソン 5月下旬 参加者全員の発表からアイデアを絞ってチームを編成
Step2. メンタリング 各チームをオンラインで技術的なサポートやアイデアの壁打ち
Step3. テラッカソン 7月初旬 早朝座禅、実装時間、発表会。今回は「言語化ワークショップ」も行われました
詳細なスケジュールは前回開催の****テラッカソン2022(秋)イベントレポート****を参照してください。
テラッカソン
6月のアイデアソンから1月、再びメンバーが一堂に会する日がやってきました。各チームは最終ピッチに向けてこの日までチームで準備を進めてきました。
1日目(7月1日)
午前- 主催者挨拶・ メンタリング(技術的なサポートやアイデアの壁打ち)
昼食- 精進料理
午後- メンタリング、中間報告
夕食- 精進料理
夜 - 宿泊
ミシュラン一つ星の評価を獲得した精進料理。
今年はアート作品とそれを飾りたい飲食店をマッチングするサービスを考えた1組のチームが同会場のお寺の一角で、自身の作品を展示するギャラリーを開設するなど、面白い取り組みに挑戦していました。ギャラリーにやって来た人たちは、アートが空間にもたらす彩を味わうことができます。この取り組みを思いついたチームは、ギャラリー開催というプロトタイプで、アイデアに説得力を持たせることができたでしょう。
2日目(7月2日)
朝 - 座禅、朝食のお粥
昼食- 天麩羅うどん
午後- 最終ピッチ 審査・結果発表 言語化ワークショップ
夜 - 打ち上げ
鳥の囀る夏の早朝4時から、30分の座禅を行います。過去にも未来にもとらわれず、ひたすらに今に集中する時間。これがなかなか難しいのです。最後は希望者が警策(肩を叩く棒のこと)を体験しました。強弱を4段階で選べるのですが、意外にも多くの学生が強めを選んでいました!強い!
今回のグランプリを受賞したのはデートに関するアイデアを発表したチームPRM(パルマ)でした。男性、女性がマッチングアプリなどで複数とデートを繰り返す際に、彼らの趣味や興味などの情報が混乱してしまう、という課題を、情報をを整理しておくためのメモサービスアプリで解決するアイデアです。アプリ利用の有無で変わるデートの様子を寸劇を交えて発表し、見事グランプリに選ばれました。
最後に
今回でテラッカソンは第5回を迎え、100名を超える学生をサポートしてきました。過去の参加者がメンターを務めたり、イベントの運営に携わるなど、テラッカソンは参加した学生にとって愛着の湧く、つながりの深いコミュニティへと進化しました。
LikePayもテラッカソン事務局、協賛企業と共に、テラッカソンという場で次世代の起業家を育てるという大きなムーブメントを起こすことができ、とても嬉しく思います。これからもLikePayはテラッカソンと協力し、ノーコードという最速で動けるテクノロジーを浸透させ、移り変わりの激しい世の中に適応できる人材を育成し、みんなで社会に良い変化を起こすというミッションを遂行していきます。