皆さんこんにちは!LikePayの明日香です。
サイト制作では、デザイナーひとりが全てを作るケースよりも、デザイナーやコーダー、エンジニアの複数人で作業を進めることが多いと思います。
そんな中、規模が大きくなるほど必要になってくるモノは何だと思いますか?
複数人で作業を進めていると、認識のズレが出てしまうことが多々あると思います。その認識のズレから統一感のないサイトが出来上がってしまうことを防ぐために、スタイルガイドを作りましょう!
スタイルガイドとは
複数人で作業することは、作業効率を上げてくれる代わりに、個々の認識のズレから統一感のないサイトが出来上がってしまう事があります。
スタイルガイドとは、最終的に統一感のあるWebサイトを作り出すためのガイドラインです。
デザイナーやエンジニアがWebサイトの全体感を把握、時に再確認するために必要とされるルールがまとめられています。
最初にスタイルガイドを作ることで、全員の共通認識を作ることが可能になります。
スタイルガイドが必要な理由
スタイルガイドによって統一感の生まれたWebサイトは、企業の信頼を高める効果もあります!
フォントや余白がバラバラなWebサイトを運営している企業はあまり信頼できませんよね、、。
実際、75%の消費者は、Webサイトのデザインでビジネスの全体的な信頼性を判断しています
ユーザーに素敵なUX体験を提供するために、スタイルガイドは欠かせない存在です。
スタイルガイドの例
タイポグラフィ
ボタン
フォーム
カラーパレット
スタイルガイドを作る手順
1. ブランドのイメージを固める
ブランドのイメージは、そのブランドが持つ印象を指します。イメージは、ブランドのパッケージ、ロゴ、広告、などのデザインによって形成されます。
正確なブランドイメージを持つことで、顧客に対して正しいメッセージを伝えることができ、より効果的なWebサイトの作成ができるようになります。
2. カラーパレットを作成
カラーパレットは、ブランドを識別するための重要な要素であり、イメージや認知度を高めることがあります。
例えば、コカ・コーラはレッド、アップルはシルバーが特徴的です。
これらのカラーはブランドに関連したものとして、視覚的に強く印象づけられます。
ブランドカラーを決める際は、ブランドに合った適切な色を使用して、イメージや認知度を損なわないようにすることが重要です。
3. タイポグラフィの指定
タイポグラフィとは、文字の書体や大きさ、配列といった視覚効果の総称です。
見出しのh1~h6、本文のテキストや文章のフォントやフォントサイズ、行間を定義します。
4. アセット
使用するイメージのタイプ(画像・イラスト)やサイズを定義します。
写真やイラストのテイストはサイト全体のイメージに沿って統一することが大切です。
5.インタラクティブな要素
インタラクティブな要素とは、ユーザーが操作し、コンテンツを見たり、情報を入力したりすることができる要素のことです。
例えば、フォームを入力したり、ボタンをクリックしたり、ナビゲーションメニューを操作したりすることです。
これらのボタンやフォーム、ナビゲーションなどのデザインと動作を指定しましょう。
6.コンテンツのスタイル
ヘッダー、フッター、カードやリストなどのコンテンツのスタイルを定義します。
まとめ
最終的に、スタイルガイドは、デザインの一貫性を保つためのツールであり、チーム間の認識のズレを無くし、開発のスピードを上げるためのものです。
スタイルガイド作りは、初めは難しく面倒に感じますが、一度作るとフォーマットのの使い回しができるので、その後の開発が楽になります。
時間と労力の削減にも繋がるので、ぜひスタイルガイドを作成してみてください!